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ライン(線)について考える

内装のおさまりを考える時に気にしないといけないのがライン(線)です。

そして異素材をどうおさめるか、その上でもラインが重要です。

この写真のキッチンバックのグレーのタイル部分と珪藻土部分の見切りにはタイル用の金属見切りを縦に使いました。白の見切りをつかったので見切り材がほとんどみえなくなっています。
この場合はラインを 「 消す 」 ことを意識したおさまりです。

昨日の投稿と同じ写真ですが、この写真も色々なラインのおさまりを意識してつくっています。

各部屋の建具と収納の建具、全て天井高にしました。
このことにより天井と建具のラインが揃うことにより、シンプルな見た目になります。
この場合はラインを 「 揃える 」 ことを意識しています。

この他にラインを意識したのは玄関框のおさまりです。
通常玄関框の側面はつけ框といって玄関框と同じ幅の材料をまわす事が多いです。

この玄関でそれをしてしまうと地窓の窓枠とラインがかぶってしまいます。
ただ、珪藻土で土間の立ち上がりまで施工すると靴の泥汚れなどが懸念されるので、汚れに強い材料で立ち上がりを施工して、珪藻土との間に見切りをいれないといけません。

ここにはキッチンのところにつかった白の金属見切りを横につかって土間の立ち上がりは白モルタルで施工しました。これで汚れ対策とシンプルな見た目のおさまりを両立しています。

ラインを 「 消す 」 「 揃える 」 そしてあえて不揃いにしたりと・・・ 
色々なおさまりがあります。ライン(線)・・ 住宅の納まりの上でとても重要です。

ぬまでした