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太陽光発電について・・・・

今日は太陽光発電の話題。

今が太陽光をつけるチャンス!!!なんて広告をよく見かけます。

これには理由があります。余剰電力の買取価格が今年度いっぱいで値下がりする可能性が高いからです。

太陽光発電を語る上で重要なキーワードとされているのが 「 売電 」です。
太陽光で発電した電力のうち家庭で使い切れなかった余剰電力を電力会社が買い取ってくれます。
そしてこの買取価格が国の政策で私達が電力会社から買う値段より高く設定されています(当初10年間)。

2010年度は1kwhあたり48円、2011年度(今現在)は42円
そして2012年度(今年の4月以降)は30円台後半と予想されています。
私達が電力会社から買う価格は24円なので昨年度は倍、今年度でもそれに近い水準で電力会社が買い取ってくれるわけです。

一般的にはこの売電をどれだけするか・・・・ これでいかに元をとるか・・・ という発想になるわけです。

この発想が源になって 「 今がチャンス!! 」 となります。

私は個人的にはこの 「 いかに元を取るか 」という考え方があまり好きではありません。

なぜ太陽光発電のような自然エネルギーを使うか・・・・ 
売電して元を取るのが目的ではないはずです。あくまで化石燃料や原子力に頼らないクリーンな電力を使って自然環境に・・・・そして地球に優しい生活をしようというのが目的なはずです。

そう考えると必要以上にたくさんのパネルを設置していかに元を取るかという肩肘張った発想より
家で使う電気を自然エネルギーで賄う、また補助してもらう。こんな発想でいいのではと私は思っています。

もっと言えば、太陽光を電気に変えて使うのではなく、太陽光を熱のまま使う・・・・
自然エネルギーのまま使う。そんな自然に寄り添ったソーラーシステムの方が私はいいと思っています。

そしてそんな自然の恵みをより有効に活用するために家の基本性能をあげること
これが太陽光発電のような機器自体にお金を投資するよりももっと大切なことです。

太陽光発電を設置してるのに家が寒い暑いでエアコンを使いまくる・・・これでは本末転倒です。

私も元を取るという考え方が好きじゃないだけで別に太陽光発電を否定する気はありません。
ただ それを考える前に、家自体やエネルギーについてしっかりと考えて欲しいと思うだけです。

ぬまでした

四角いガルバの外観が特徴的なホンモノ自然素材のおうち
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