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高いか低いか・・・・・

ここのところコンパクトな家についてお話してましたので今日もその続きです。

天井高のお話です。

「 天井が高い方が子供が大らかに育つ 」
「 天井が高い方が開放感があっていい 」

そんな感じでハウスメーカーなどが天井の高い家をすすめていたり
日本の住宅がどんどん欧米化していったのもあり
天井は高い方がいい・・・・ そんな認識の方も多くいらっしゃると思います。

果たしてそうでしょうか?

私はそうは思っていません。天井は低い方がいいと思っています。

建築基準法で決められた居室の天井高の最低限度は2.1メートルです。
今現在主流なのは2.4メートルの天井です。
一部のハウスメーカーなどでは2.5メートルや2.7メートルの天井も使われています。
私は2.1メートルか2.2メートルで十分だと思っています。

日本は座の文化です。欧米は椅子の文化です。平均身長も随分違います。
だからこそ日本人には欧米化した住まいではなく日本人のための住まいがあります。
京都のお寺や茶室などにいくと、すごく落ち着く感覚を覚えます。
それには色々な要因があるわけですが、おさえられた天井高による影響も大きいです。

天井の低い空間は本当に落ち着きます。

ここまでは感覚のお話です。天井を低くおさえることでこれ以外にもメリットがたくさんあります。

天井の高さをおさえることで建物全体の高さも低くなり落ち着いた佇まいになる。
天井の高さをおさえることで部屋の容積がへることにより冷暖房費が安くなる。
天井の高さをおさえることで、外壁・内壁も面積が減り建材など材料のコストが落ちる。

などなど・・・

高いか低いか・・・・・ 私は低い方がいいと思っています。

ぬまでした

四角いガルバの外観が特徴的なホンモノ自然素材のおうち
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