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ホンモノを知る

昨日はプラネットジャパンさん主催の自然素材の塗料や塗り壁材のセミナーに参加してきました。

プラネットジャパンさん提携先のドイツのクライデツァイト社から2名の講師が来日

まずは塗料とはなんぞやってことで昔ながらの伝統的な塗装の実演。ビールに岩石からとれた顔料を混ぜて塗る。
その昔は塗装屋さんがパブにいって前日の残したビールを安く買い取って塗料の原材料として使うなんてことが行われていたそうです。「へ~」ですよね。ビールの糖分などが糊のような働きをして塗料になっているとのことでした。 でもやっぱりビールは飲みたいですね(笑)


こちらは卵の白身に顔料を混ぜて作った塗料。ビールに比べて卵はとろっと粘度も高いのでより強い塗膜を形成しています。


これは顔料が自然のものであるかどうかの実演。岩石からとった顔料に火を当てても煙も出ないし匂いもしません。この後石油成分からできた顔料も燃やして実演してくれたのですが、それは煙もでるし臭い臭い・・・

その後は塗り壁材の色々な仕上げ方法をご紹介いただきました。

漆喰系の塗り材にガラスの材料を混ぜて塗りつけ、そして生乾きの状態で表面をこすります。洗い出しのような施工です。

そうすると混ぜ込んだガラス素材が浮き出てこんなに綺麗な仕上がりに!


次も漆喰系の材料で白で仕上げたあとに上から顔料で着色をしていく方法。

1回着色して乾いた後に2回目の着色をしてこの仕上がり。このムラ感がいい雰囲気ですね。
壁のアクセントなんかに良さそうです。違う色を2色、3色と重ねてもいいとのことでそれも面白そうです。

漆喰など練る時に色を混ぜるってやり方はよくされるわけですが、その時は完全に混ざり合ってしまうので、ベタっとした均一な色の仕上がりになります。

仕上がった後に上から着色することでこの雰囲気のある仕上がりになるんですね。

4時間のセミナーでしたが、自分たちで塗ったりの体験時間などもあり・・・楽しいあっという間の4時間でした。

やっぱり何事も自分の目でみて、触れて、そして自分でやってみる。体験してみる。大切なことですね。

ぬまでした

四角いシルバーのガルバの外観が特徴的なホンモノ自然素材のおうち
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