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自然素材と不自然素材?②

珪藻土にも色々あります

珪藻土の塗り壁材も自然素材の代表格としてだいぶ知名度が高くなりました。
そして珪藻土と名前がついた商品がたくさん世の中に溢れています。

そんな珪藻土にも色々あります。
まずは珪藻土の含有量。珪藻土と名乗りながら珪藻土がほとんど含まれていない商品も存在します。

私たちが口にするオレンジジュースなんかはかならず果汁何%って表記がありますし、それが商品選択の基準にもなっていると思います。濃縮かストレートかなんかもかならず表記があります。それは食品には表示義務があるからです。

珪藻土にはそんなジュースのような表示義務も明確な基準もありません。売る業者次第で好きなように名乗れるんです。理不尽な気もしますがそれが事実です。

珪藻土の含有量とともに重要な部分がつなぎです。
珪藻土という材料はそれ自身では固まってくれません。珪藻土の粉を壁材として利用するためにはかためる「 つなぎ 」 が必要なんです。

珪藻土の最大の魅力はその風合いもありますが、それよりもすぐれた調湿性です。珪藻土の表面にあいた無数の孔が呼吸をしてくれるんです。

ただ、その珪藻土のつなぎに合成樹脂をつかった商品もあります。樹脂をつなぎにつかった珪藻土は、その表面の孔がすっかりふさがれてしまい、調湿してくれません。塗り壁の風合いだけです。

つなぎ、そして色をつけるために合成樹脂や塗料をまぜた自然素材とはいえないような珪藻土もあります。

珪藻土にも色々あります。