toggle

見上げると見える景色

平和の家の中で落ち着く景色。写真はリビングの天井です。
家の中でふと寝転がってみる天井。珪藻土のコテの模様が雲が流れているような印象です。

コテの模様は一定ではないので寝転がる方向や場所などで色々な表情が楽しめます。
そして照明の当たり具合での光の陰影で更に様々な表情が楽しめます。

自然素材への関心の高まりで珪藻土もかなりメジャーな材料になりました。
ただ・・・・ 珪藻土を選ぶ場合は中身が要注意です。

「 え 珪藻土って書いてあれば大丈夫なんじゃないの?? 」
 と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。

珪藻土はそれ自身は粘りのある材料ではないので、塗り壁材として使用するには 「 つなぎ 」 が必要です。このつなぎに樹脂などが使われた商品が少なくありません。

せっかく自然素材へ関心があって珪藻土を採用したのに樹脂が使われていては台無しです。
写真のような風合いと表情も珪藻土の大きな魅力ではありますが、珪藻土はその意匠性とともに調湿性能という機能性も持ち合わせた材料なんです。

表面にあいた無数の孔が呼吸をしてくれ、部屋の湿度を調節してくれるんです。
ただ・・・・ 樹脂をつかって固められた珪藻土はその孔がふさがり、機能のない意匠だけの珪藻土です。

この他にも珪藻土と名のついた商品でありながら、殆ど珪藻土が含まれていない商品も存在します。果汁何%とか表示されているジュースのように表示義務もないからです。

こんな具合で珪藻土と名のついた商品も色々あるので、その中からホンモノの自然素材を選ぶ事がとても大事です。平和の家で採用した珪藻土は「 つなぎ 」にはにがりをつかった正真正銘100%自然素材の珪藻土を使いました。すごく気持ちのいい空間です。

そんな珪藻土をふんだんに使用した四角いガルバの外観が特徴的なホンモノ自然素材のおうち
スキップフロアのある平和の家(場所:福岡市南区)公開中です。

ぬまでした