造作キッチンってどう?
2019年04月17日
まずは造作キッチンって何?というところですが・・・
大まかにいうと住宅設備機器メーカーさんのシステムキッチンではない
大工さんや家具屋さんがつくるオリジナルのキッチンが造作キッチンと言われています。
これは私たちが家具工事で製作をさせていただいた造作キッチン事例です。
これからは造作キッチンのメリットとデメリットについてのお話
※一般的な住宅設備機器メーカーさんの普及価格帯のシステムキッチンと比べての話とお考えください。
Contents
【 造作キッチンのメリットについて 】
・ 自由度が高い
これが造作キッチンの最大のメリットですね。
住宅設備機器メーカーさんのキッチンは色や機器など豊富な選択肢がありますが、基本的に選べる寸法だったり形が決まっています。
造作キッチンの場合、長さや形、またキャビネットの割付など基本的になんでもできます。
実際 上記2例のキッチンは住まい手さんの収納したいものなど細かくヒアリングさせていただき
打ち合わせを重ねてつくったものです。
【 造作キッチンのデメリットについて 】
・ 価格が高い
これは造作キッチンのデメリットです。
当然のことですが、大量生産でシステム化されたシステムキッチンと
一点もののゼロから作り上げる造作キッチンになるので価格はシステムキッチンに比べて高くなる傾向があります。
・ 時間と手間がかかる
決められた中から選ぶわけではないので・・・
打ち合わせを重ねてつくるということになるので打ち合わせ期間+製作期間と考えると時間がかかります。
【 まとめ 】
どちらがいいか・・・ というところは当然色々なご家族があり色々な家づくりがあるので一概には言えません。
向くか向かないかという観点でまとめると
【 システムキッチンが向いているご家族 】
・ 色々なメーカーのショールームをまわって決めたい
・ 価格を重視したい
・ 最新機能を重視したい(例、各メーカーさんオリジナル開発のシンクだったり、機器類だったり・・・)
・ アフターを考えて住宅設備機器類のメーカーを揃えたい
・ 急いで決めたい
このようなご希望のあるご家族にはメーカーさんのシステムキッチンが向いていると思います。
【 造作キッチンが向いているご家族 】
・ 自分たちの希望にあわせてオリジナルのキッチンが欲しい
・ ゆっくり家づくりを楽しみたい
・ 最新の便利機能よりも質感だったりを重視したい
このようなご家族には造作キッチンが向いていると思います。
【 最後に 】
ここまで住宅設備機器メーカーさんの一般的なシステムキッチンと造作キッチンを比べる形でお話をしてきましたが
実際は住宅設備機器メーカーさんのキッチンでも高級価格帯のものではオーダーに近いものができるキッチンもありますし
オーダーキッチン専門のメーカーさんというのもあります
また 造作キッチンにしてもシステムキッチンに比べて価格が高いと言いましたが、天板とオープン収納の簡素な仕様で十分というのであれば
造作キッチンでメーカーさんのキッチン以上に安くできる可能性もあります。
何が言いたいかといいますと・・・
システムキッチンがいい・・・ 造作キッチンがいい・・・ という いい悪いの価値観ではなく
ご家族のライフスタイルだったり、家づくりのご希望だったりにあわせて選んで欲しいということです。
キッチン以外の素材選びなんかでも同じかなと思っています。
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