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なぜ自然資材なのか?①

もし、「うちは普通でいいわ~」というと、普通以下の家が出来ます
なぜならば、こんな秘密があるのです

なぜ自然素材という言葉がつかわれるようになったんでしょうか?

それは自然素材ではない材料が今の普通の家作りに使われる材料だからです。
本来、家作りで使う素材は木や土や布など自然素材でした。昔の時代は自然素材での家作りが当たり前だったんです。
そんな時代には自然素材という言葉自体がなかったでしょう。

それが住宅に質より量を求められる時代になり、価格、そして現場での施工性、工期などが優先され、自然素材の家作りから、ビニールクロスや合板フローリングの工業製品の素材をつかった家作りが主流になっていきました。

それが今の時代の普通の家です。

そんな今の時代の普通の家がスタンダードになると大きな問題が発生しました。
それがシックハウス問題です。今の時代の普通の家の材料が大きな原因です。

材料の変化とともに住宅の高断熱高気密化も原因の一つです。
昔の家はサッシもピッタリおさまってないし、スカスカな家でした。
でもスカスカだったからこそ、適度な換気もされ、家自体は寒かったですが、結露等の問題も非常に少なかったんです。

今の時代の普通の家はどうでしょうか
高気密高断熱化がすすむ事によって、結露等の問題も多く発生するようになりました。
そして工業製品としての建材から出てきた化学物質は、換気されずに高気密の家の中に漂い続けます。これがシックハウス症候群の原因です。

健康志向の高まりなどもあり、自然素材の家作りに関心を持つ方が最近はだいぶ増えました。
しかしながら、工事業者の都合にあわせた安価な、そして楽な今の時代の家作りがすっかり定着した結果として、自然素材の家作り、昔の時代の普通の家作りは特別なもの=値段が高いという印象を持たれるようになっていきました。