結露について
2011年01月26日
平和の家のリビングをロフトから眺めた写真です。
吹き抜けなのでエアコンが通常より高い位置についています。
引っ越してすぐの頃ですが、ものすごい結露をおこしていました。
新築時は木材などの建材類が乾燥していく中で結露が起きやすいものです。
そして平和の家の場合は珪藻土を塗っていたのでなおさらでした。
塗ってすぐの珪藻土は大量の水分を含んでいます。
2,3日すれば手で触っても表面は乾いたように感じますが、実際中の水分は完全に抜けていません。冬場の暖房器具での乾燥によって珪藻土の水分が蒸発しすることにより結露がおきていました。
今は珪藻土の水分も抜けて、本来の調湿機能を発揮してくれています。
結露も殆どなく、そして冬場の理想とされる室温21℃、湿度45%前後で安定しています。
引っ越した当初は温湿度計がなかったのでエアコンの湿度表示に頼っていましたが、45%前後と結露をおこすような湿度ではありませんでした。ただ、エアコンは高い位置についているので実際の生活する高さの空間の湿度よりマイナス15%ぐらいで表示されます。
ということは当時のリビングは湿度が60%以上あったはずです。それは結露しますね。
ペアガラスの採用や樹脂サッシなど建築材料側での結露防止対策は色々あります。
ただ それよりも大事なのは基本的な換気や正確な部屋の温度や湿度を把握することです。
意外と結露の要因で多いのは、冬は乾燥してる乾燥してると思い込んで加湿しすぎている事です。
そして結露対策の上で暖房機器のチョイスも大きいです。
一般的な石油ファンヒーターやストーブは熱とともに水蒸気を発するので結露しやすいです。
ストーブの上にやかんを載せなくても加湿されているようなものです。
オイルヒーターやエアコンなど直接火が出ないものは水蒸気を発しないので結露しにくいです。
私の今の実家は札幌です。北海道の家って殆ど結露しません。
ペアガラスに樹脂サッシが昔から常識だったり家の断熱性能が高いという建築材料や工法の部分もありますが暖房機器によるところも大きいんです。
石油ストーブにしてもFF式といって壁に穴あけて煙突たてて熱以外の水蒸気やガスを外部に排出するタイプが主流です。ですので換気要らず。そして結露もしにくい。真冬に窓開けていちいち換気してたら大変ですからね。
結露も語りだすとものすごい奥が深いものです・・・・
キリがなくなりそうなので今日はこのへんで
ぬまでした
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