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セルロース断熱

先日は、ぬま邸で初挑戦の工法について、緑の柱をご紹介しましたが今回はその緑の柱とともに初採用予定の工法のセルロース断熱のご紹介です。

通常、木造の在来工法の充填断熱工法ではグラスウールやロックウールなどの断熱材を柱と柱の間に大工さんが手作業でいれていきます。このセルロース断熱はそうではなく、小さな紙片を吹付けることによってビッシリと隙間なく壁や床が断熱材で覆われ、すぐれた断熱性と防音性能を発揮してくれます。

この断熱材の原料はアメリカの新聞なんです。なぜアメリカの新聞かというとそれは理由があります。まず日本の新聞が断熱材として使えない理由があるんです。日本の新聞は再生紙利用をしています。その再生紙利用をする中で漂白をしたり、かなり強い薬剤を利用します。そのため再生紙利用する時には紙の繊維が破壊されてしまっています。

紙片を吹付けると説明しましたが、とくに接着剤などはつかいません。紙の繊維と繊維が絡んで付着するので再生紙利用するために繊維が破壊された日本の新聞はつかえないんです。アメリカの新聞は再生紙ではないので薬剤処理がされていません。そのため繊維が破壊されていないので、細かくした紙片にはしっかりと繊維が残っています。だからしっかりと壁にくっついてくれます。

そしてアメリカの新聞はインクも日本の合成インクと違って自然素材をつかっています。自然素材の断熱材なんです。私は現場見学会などで体験していますが、本当に断熱性・防音性はすごいんです。ぬま邸も夏になるとは思いますが、構造見学会、そして秋の完成後には完成見学会も行いますので、お楽しみに!!

更に詳しい説明はこちらをご覧下さい
アップルゲートセルロースのホームページ

ぬまでした